少年少女にちょっとだけ戻ってみたりw

小さい頃はこんな人間になっているとは思っていませんでした。

こんな人間というのは完全にネガティブってものではなくて、
ま多少の驚き(こんな感じなんだー大人ってのような。)はありますが
なんとなくもう一度やり直したとしても
同じ選択をするだろう、とも思うんですよね。

なので大きな後悔はございませんが。

でもやっぱりちょっとだけ昔に戻ってみたいとか思ったりもしますよね。

最近思い出したのですが、
小さい頃ひとりで旅に出たんですよね。
近くの森へ向かう旅です。
かなり意気込んだので剣と盾と食糧を持ち、まるで勇者のようでした。

向う森は「迷いの森」と呼ばれるちょっと怖い森。
途中には、
やたらと吠える犬がいる家や、
自転車で猛スピードで突っ走って曲がり切ることが出来なかった魔の角、
陰湿な(ボスっぽいのが特に)顔をした猫がたくさん居る公園、
その公園の横はひき逃げされたトラウマのある道、
(↑腕がパチンと当たっただけで痛くも痒くもなかったんですが、ビックリしてトラウマに。)
一ヵ所だけ蓋がされていなくいつか落ちるのではないかと覚悟している側溝、
大嫌いな歯医者さん、
人が住んでいないと噂されるボロボロの家…

小さい頃の私には、これらの中をひとりで歩いて行くなんて大冒険でした。
相当ビクつきながら歩いたんです。
いつもの道も、いつもの公園も、ひとりだと途轍もなく怖く感じました。
もちろん真昼間ですが、私のひとり旅デビューは恐怖しかなかったのです。

ただ今思うと、ものの15?20分の旅があそこまで怖いなんて、
肝っ玉の小さい子だったんだな、と可愛く思います。

え、15分?

森には着けたのか?

いやいや、森なんて行けるわけがありませんよね。
あの怖い犬の家や公園も自宅から200mくらいの範囲にあるものですよ。

小さいあたし可愛いーーー!
200mでリタイヤの私可愛いーーー!
と思い出したお話です。

自宅の周囲200mが大冒険と思っていたあの頃は
こんな自分を想像していませんでしたね。もちろん。

ただあの200mの冒険も、ビクビクしたことも、
大げさですが、すべて今に繋がっているのかと思うと面白いですね。